このページは故下山孝さんの「北摂の生き物」をご遺族の了解のもと池田・人と自然の会が転載しています。一部データが欠けている部分があります。

 

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テングチョウ

 テングチョウは成虫で越冬します。成虫で越冬するチョウは暖かい日によく日向ぼっこをします。北摂地域で特によく見かけるのがテングチョウです。

 3月、早春の花が咲き始めました。オオイヌノフグリやヒメオドリコソウなどの花が咲きほこっています。

 

オオイヌノフグリ・ヒメオドリコソウ

ヒメオドリコソウの花

翅を閉じたテングチョウ
2006年3月5日…池田市東山

 1匹のチョウが飛んできました。テングチョウです。

 飛んできてとまるときには翅を閉じています。安心すると翅を開いてとまるようです。ただし、日光浴をするときのことです。それ以外のときはあまり翅を開いてとまりません。

翅を開いたテングチョウ

 翅を開いて日向ぼっこをするテングチョウです。

 5日は、とても春らしい日差しになりました。

コケと朝露

 コケで光っていた水滴がなくなるころ、いたるところでテングチョウを見ることができました。

 場所によっては何匹ものテングチョウが集まり追いかけっこをしていました。この時期にはテリトリー争いがあるようです。

 下の写真は、テリトリー争いのあとクヌギの枯れ葉にとまったテングチョウです。

翅を半分開いたテングチョウ

 右の写真は、枯れ葉にとまったテングチョウを横から撮ったものです。裏の色は周囲の枯れ葉とよく似ています。

横から見たテングチョウ…翅の裏側

 テングチョウやタテハチョウのこのような裏の色は保護色だと思われます。下の写真は、少し離れて見たものです。目を離すとどこにいるのか分からなくなります。その下の写真は、白黒にしたものです。色の見えない生き物もたくさんいます。

テングチョウと保護色

保護色…色がなければ